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2018.06.04 スタッフ日記

耕さず草や虫を敵としない?!

こんにちは。アドバイザーの甕(もたい)です。

 

 

もうだいぶ前から家庭菜園で野菜を作っています。

 

 

きっかけは『藁一本の革命』という本を読んだことによります。(著者は福岡正信さんという方です。)

 

 

それまで野菜作りとか米作にはほぼ興味はなかったのですが、

この本を読んでからすぐにでも野菜を作ってみたくなり、穂高有明にあるシャロムヒュッテに足を運んで自然農法の勉強会に参加したり、近所に畑を借りて早速野菜作りをすることとなりました。

 

 

田んぼも借りて米も作ってみました。

 

 

自然農の畑は草取りをしません。松本市中山にある喜源治では自然農に取り組んでいらっしゃり、畑と田んぼを見学させていただきましたが、畑は確かに野菜と草がこん然一体といった感じです。

田んぼでも草は根っこから抜かずにカマで刈って伏せるようにします。また、不耕起なので、田植えは移植ゴテを使います。

自然農はより自然に近い方法ですが、川口さんの提唱している自然農法はもう少しハードルが低い感じで、こちらを真似て取り組んでみました。

田んぼはさすがに現行農法でやってみましたが、無肥料。草取りは除草剤は使用せずに、手作業です。やってみてわかったことは水の管理が先ずキモです。そして草取りの重要性。草取りはしっかりやらないと、草に稲が負けてしまいます。

畑の方は、自然農法では草は刈って伏せます。基本的にはその草が肥料になっていく訳です。日本は雨が降るから水やりも必要ないと教わりました。そして基本、不耕起です。

 

 

さて、いろいろ試してみましたが、田んぼはその大変さから3年目で撤退。3年目は畑を田んぼにするところから体験しましたが、ご指導いただいた方から、『先ず畦を作って』といわれ唖然とした記憶があります。また、畑だったところはいわゆる水持ちが悪く、水がすぐ抜けてしまい、田んぼが雑草だらけとなりました。

 

 

畑は、結局家庭菜園に落ち着きましたが、野菜は肥料をやらないと大きくならず、草を放置すると草に負けてしまいます。刈って伏せる作業もかなりな労力。水もやらないと枯れてしまします。

 

 

しまいにはもっと食べられる野菜を作って!という苦情も。

 

 

ということで現在。。。肥料は自家製の堆肥を使っています。過度な化学肥料は害虫を呼ぶ原因になるそうです。要はあまり余計なものは土に入れない方が良いということのようです。害虫が大量発生ということも特にみられませんので、バランスが取れている土の畑では上手く生態系が機能しているのでしょうか。

 

 

草も必要に応じてとりますし、水やりも必要に応じてやっています。

 

 

 

 

 

 

今は、こだわりと言えば無農薬で家庭で作った堆肥を肥料にするという位のものですが、観察しているといろいろな虫がいて面白いですし、生えてくる草の種類も変わってきている気がします。

 

 

確かに理想的な自然農というものもあるかとは思いますが、極度のこだわりが落ちたところが、心地良いな、と感じています。

 

 

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