松本営業所アドバイザー 甕です。
今年は黒蟻についてのお問い合わせが多かったように思います。
ベイト剤で対応できるレベルのものから、壁の中に巣をつくっており、壁を剥がして中の巣を撤去し、薬剤散布による駆除が必要なレベルまでいろいろなケースがありました。
黒蟻といえば甘い食べ物に引き寄せられて家の中まで入ってくるというイメージが強かったのですが、振り返ってみると、外壁にヒビが入っておりそこから雨水が侵入して中の木材に腐れが生じ、そこへ黒蟻が巣をつくる。
または別の理由で湿気のある小屋裏や床下などに巣を作っている、というパターンがほとんどでした。
①外壁のクラック
②内壁の中に作られた黒蟻の巣
また蟻道も作って侵入してきます。
③浴室土台に通じる蟻道
④配管隙間から侵入
別荘での黒蟻の侵入もなかなか厄介です。立地的に黒蟻が多い上、木の枝が屋根にかかっていたりすると、そこから落ちた黒蟻が建物の僅かな隙間から侵入してきます。
中には隙間を塞ぐためにかなりの費用がかかるケースもあります。
黒蟻の場合は侵入する原因を探る事が重要になりますが
どこからどんな理由で侵入しているのか?
探るのもなかなか興味深いものがあります。