明けましておめでとうございます

松本営業所でアドバイザーをしております、甕（もたい）です。

ブログを書くにあたり、２０１６年を振り返ってみました。

２０１６年は引き続き、工務店様などを介してのシロアリ調査のご依頼を多くいただきました。また、中古住宅の売買絡みでの床下調査、リフォーム時にシロアリ被害が発覚しての調査・駆除のご依頼も多かったと思います。

さて、調査をしていますと、外壁のヒビ割れ、基礎のクラック、屋根の雨漏りなども見かけることがあります。これらもシロアリが建物に侵入する要因になりますので日頃から気をつけて頂きたい箇所になります。また、そのような箇所はしっかり修繕していく事が重要です。既存住宅をリフォームして住宅を長持ちさせるという事が世の中の一つの流れとなってきておりますので、住まい手が住宅のお手入れの知識をしっかり持つということも大切であるな、と実感しております。

また、印象的だったのは、ある訪問の業者さんが、床下を点検され、早急に対策しないとカビや、シロアリ被害で大変なことになると言われ、百数十万円の見積が提示されるという事例でした。その真偽を確認するために改めて点検のご依頼を承ることが数件ありました。確認した全てにおいて、被害が確かに有ったり、カビの発生があることもありますが、点検の都度、お施主様には、今すぐに訪問の業者さんのご提案するようなことをする必要は無いと思います、とお伝えする事になります。

２０１６年は社会的には、ブラックスワンと言われる出来事がありました。

具体的には、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票で離脱が決定。アメリカの大統領選挙で、共和党のトランプ候補が、民主党のクリントン候補を破っての勝利、です。いづれも事前の予想では反対の結果が大方の予想となっていました。

ありえないと思われている事が実際に起こることが、総じてブラックスワンと言われます。シロアリ被害もある意味お施主様にとっては想定外で、うちに限ってまさか、という思いが強い事柄ではないでしょうか。

さて、２０１７年。弊社の行動指針の中に、”私たちはプロフェショナルとして、安心と信頼の付加価値を提供します”というものがあります。お客様の状況としましては、まさかのシロアリ被害でご不安を抱かれている状況、そして、上述のような訪問の業者さんの高額の見積の提示に驚いて、ご不安を抱かれている状況など、いろいろな場面がお有りかと思います。そんな様々な場面で、お客様に安心していただける、また信頼をいただける対応を２０１７年も精一杯心がけてまいります。

本年もよろしくお願いいたします