前回の記事は こちら
【動画あり】「セルロースファイバー」驚きの吸音効果!
ひと言に「断熱」と言っても、住宅の断熱にはいろいろな種類と方法があります。
このコラムでは、セルロースファイバーの魅力を多くの方に伝えるべく、実験を交えて紹介していきます。
前回は、吸音効果について実験の様子と動画を紹介させていただきました。
今回は、断熱材の王様「セルロースファイバー」の防火性能について実験を通して紹介していきます。動画もありますので、是非ご覧ください。
▼実験の動画はこちら▼
防火性能 実験
今回は次の6種類の断熱材を用意しました。
・セルロースファイバー
・押し出しポリスチレンフォーム①
・押し出しポリスチレンフォーム②
・グラスウール
・高性能グラスウール
・硬質ウレタンフォーム
ガスバーナーで30秒間燃やして、どのような変化があるのか検証していきます。
防火実験スタート!
それではガスバーナーで燃やしていきます。
実験前後の断熱材の様子を要チェックです!
30秒からスタートしましたので・・・
たったの10秒で、燃え方やにおいといった違いがしっかりと見えてきました。
防火実験 結果は?
さて、ガスバーナーで炙ること30秒・・・
それぞれの変化を見ていきましょう!
セルロースファイバー
セルロースファイバーは、表面は焦げたものの2つに割ってみると中は焦げることもなく、耐火性の高さが分かりました。
また、臭いはほぼありませんでした。
押し出しポリスチレンフォーム①
押し出しポリスチレンフォーム①は、ガスバーナーで燃やし始めてすぐに溶けだしました。
同時に、とてもくさい臭いが発生しました。
押し出しポリスチレンフォーム②
押し出しポリスチレンフォーム②も、ガスバーナーで燃やし始めてすぐに溶けだしました。
同時に、とてもくさい臭いが発生しました。
グラスウール
グラスウールは、燃えるスピードはゆっくりだったものの中まで燃え広がってしまいました。
臭いはあまりありませんでした。
高性能グラスウール
高性能グラスウールも、燃えるスピードはゆっくりだったものの中まで燃え広がってしまいました。
臭いはあまりありませんでした。
硬質ウレタンフォーム
硬質ウレタンフォームは、燃やし始めてすぐにアルミ箔が溶け、炎が上がりました。
また、臭いはとてもくさく、有毒ガスが発生します。
まとめ
6種類の断熱材を燃やし、変化を見てみました。防火性能について、それぞれの断熱材の違いが分かったかと思います。
ただ、断熱材の比較ポイントはもちろん他にもたくさんあります。
断熱性能を測る熱伝導率・金額・持続性・安全性など、すべてパーフェクトなものが存在しないからたくさんの種類の断熱材があるのです。
様々な断熱材の特徴の中から何を重要視するのか。それを見極めていただくためにも、今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しく思います(^^) そして、もちろん「セルロースファイバー」の素晴らしさもお届けできていれば嬉しいです。
テオリアランバーテックでは、セルロースファイバーを使用した断熱リフォームを行っております。
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気になる方はテオリアランバーテックまでお気軽にお問い合わせくださいませ!(^^)/
執筆者
Ikeda |
寒さは苦手な夏生まれ女子。断熱・シロアリ・エクステリアを勉強中。 ふわふわかわいい?『セルロースファイバー』、寒い住宅の原因や対策などなど・・・ 体もお財布も温める情報を発信していきます! |